弾かれる指定・2026年11月7日に確認

世代ごとに400で弾かれる指定が増えた履歴(Opus 4.8からHaiku 5.5まで)

新しいモデルへ切り替えたら急に400——この半年で何度も起きたはずです。モデルごとに「新しく弾かれるようになった指定」を、リリースノートから拾って1つの表にしました。どの世代から何がだめになったかを横に見られます。

このサイトはAnthropicの公式サイトではありません。モデルの提供状況・仕様・料金は変わる可能性があるため、実装や契約の前には公式のドキュメントとご自身のアカウント設定を確認してください。

先に結論

  • 最初に弾かれたのはサンプリング系(temperature・top_p・top_k)。Opus 4.8(2026年5月28日)から
  • 次に思考の指定。Fable 5(6月9日)でdisabled・手動の予算・prefill が弾かれ、Opus 5.5(9月22日)ではenabledも弾かれた
  • 2026年9月以降はtool_choiceのany・toolが弾かれる
  • 2026年10月21日の API バージョン2026-10-21で、サンプリング系は全モデルで400になった

世代別の表

公開日モデル新たに400になる指定
2026年5月28日Opus 4.8既定値以外のtemperature・top_p・top_k
2026年6月9日Fable 5/Mythos 5thinking: {"type":"disabled"}、手動の思考予算、assistant prefill
2026年6月30日Sonnet 5thinking: {type:"enabled", budget_tokens:N}、既定値以外のサンプリング系。適応型の思考が既定でオン
2026年7月24日Opus 5努力度がxhigh・maxのときのdisabled
2026年9月1日Fable 5.1/Mythos 5.1tool_choiceのany・tool
2026年9月22日Opus 5.5disabledもenabledも、tool_choiceのany・tool、computer_20251124(Claude API と Google Cloud)
2026年9月28日Sonnet 5.5disabled(代わりにbetween_tools)、tool_choiceのany・tool、computer_20251124。advisor ツールは Opus 4.8・4.7・Sonnet 5 を助言役にできない
2026年10月7日Haiku 5.5budget_tokens、サンプリング系、prefill、computer_20250124。条件つきで思考ブロックの再送

Opus 5.5 のcomputer_20251124は、Amazon Bedrock ではまだ使える、とリリースノートにあります。経路ごとに違う点は見落としやすいところです。

全モデルに効く変更

  • API バージョン2026-10-21(2026年10月21日)。公式の廃止の一覧では、temperature・top_p・top_kはこのバージョンで除かれ、400になります。それ以前のバージョンでは、4.7 以降のモデルで既定値以外を送ると400でした
  • Python SDK v1.0(2026年8月20日)。Messages のメソッドからtemperature・top_p・top_kの引数が除かれました
  • 新しい SDK 群(2026年10月21日)。Python 2.0.0、TypeScript 1.0.0 などが既定でこの API バージョンを使い、ライセンスが MIT から Apache 2.0 に変わりました

古いコードを新しい SDK に上げた途端に400になる場合は、モデルではなくSDK と API バージョンの組み合わせが原因のことがあります。

切り替えの前に確かめる順番

  1. 送っているリクエストのtemperature・top_p・top_kを外す(出力の調整は指示文で行う)
  2. thinkingを見る。disabledやenabledがあれば外し、努力度で調整する。前置きの思考を切りたいならbetween_toolsが使えるか確認する
  3. tool_choiceをautoにする。強制したい場合は厳密なツール定義で補う
  4. assistant prefill(最後の発話を assistant で始める形)を外す
  5. Models API で能力を確かめる。capabilities.thinking.types.disabled.supportedとbetween_tools.supportedが見られる(2026年10月5日・15日に追加)。公式は Sonnet 5.5 でbetween_toolsがtrue、disabledがfalseと例示している

思考の指定の考え方は思考の設定のページにあります。この面は「どの世代から」を表にしたものです。

400にならず「静かに変わる」もの

400は気づけるぶん親切です。一方、リリースノートにはエラーを出さずに挙動が変わる記載もあります。見落とすと「出力が変わった」という症状だけが残ります。

変更起きること
Fable 5(2026年6月9日)、Haiku 5.5(10月7日)思考の文は、thinking.displayを"summarized"にしないと省かれる。思考を読んでいた処理は空になる
Sonnet 5(2026年6月30日)適応型の思考が既定でオン。何も指定しないと、依頼によって考える量が変わる
Sonnet 5.5(2026年9月28日)思考のブロックはアカウントに結びつき、別のアカウントのブロックは黙って捨てられる
Opus 4.8(2026年5月28日)努力度の既定がhighになる
新しいトークナイザー同じ文でも約30%多くトークンになるため、上限や費用の見積もりがずれる

これらは実際に出力を読み比べないと気づけません。切り替えのたびに、同じ依頼を前後で1回ずつ動かして、出力と使用トークン数を保存することをお勧めします。

この面で確かめていないこと

  • 各指定を実際に送って400が返ることの実測。リリースノートの記載を表にしたもので、こちらでは試していません
  • Bedrock や Google Cloud(Google 運営)での扱い。公式は各社が独自の期日を決めると書いています
  • 表に無いモデル(Opus 4.7 以前)の個別の制約

よくある質問

400のメッセージで原因は分かりますか?

受け付けない指定が含まれていると返ります。メッセージを読めば、どのフィールドかは分かります。

古いモデルのままなら影響を受けませんか?

モデルによって違います。ただし終了日があるものは、先に終了日の一覧を確認してください。

サンプリング系を外すと出力は変わりますか?

変わり得ます。こちらでは測っていません。指示文で調整し、1回動かして確かめてください。

出典(2026年11月7日に確認)

編集:ちんあなご編集部。記事の文は写さず、日付・数字・名前などの事実だけを自分の文で書いています。

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