仕様の一覧・2026年8月15日時点
5つのモードの仕様差|文脈・単価・受け付けるパラメータを一覧にした
数字ではっきり違うところだけを並べた一覧です。覚えて帰る価値があるのは3つ——文脈は1Mと200Kの二択で中間が無いこと、入力と出力の単価比は1:5で全モード共通なこと、最上位と既定の差は2倍なこと。表とあわせてどうぞ。
このサイトはAnthropicの公式サイトではありません。モデルの提供状況・仕様・料金は変わる可能性があるため、実装や契約の前には公式のドキュメントとご自身のアカウント設定を確認してください。
一覧
| モード | モデルID | 文脈 | 入力 $/1M | 出力 $/1M |
|---|---|---|---|---|
| Mythos 5 | claude-mythos-5 | 1M | 10.00 | 50.00 |
| Fable 5 | claude-fable-5 | 1M | 10.00 | 50.00 |
| Opus 5 | claude-opus-5 | 1M | 5.00 | 25.00 |
| Sonnet 5 | claude-sonnet-5 | 1M | 3.00 (導入価格 2.00) | 15.00 (導入価格 10.00) |
| Haiku 4.5 | claude-haiku-4-5 | 200K | 1.00 | 5.00 |
Sonnet 5 の導入価格は 2026年8月31日までとされています。この日を過ぎると通常価格になるので、費用の試算を作るときは期限を書き添えておいてください。
Mythos 5 の数字は Fable 5 と同じですが、一般の環境からは選べません。別ページに分けました。
数字が連続していないところを見る
一覧を眺めて実務上の意味があるのは、連続していない箇所です。
文脈は 1M と 200K の二択になっている
単価は 1 → 3 → 5 → 10 と段階的ですが、文脈は 1M が4つ並んで Haiku だけ 200K です。間がありません。
これは「200Kに収まるか、収まらないか」でできることが切り替わることを意味します。収まるなら安いモードが選択肢に入り、収まらないなら残りの4つから選ぶことになります。単価の差より先に、この判定をする必要があります。
入力と出力の比率は一定(1:5)
どのモードも、出力の単価は入力の5倍です。この比率が揃っているので、「入力を減らす」と「出力を減らす」は同じ削減率なら出力側のほうが5倍効きます。
実務では逆に、入力側が支配的になりがちです。長いファイルを何本も読ませて、返ってくるのは数百字ということが普通にあるためです。費用が想定より膨らんでいるときは、まず入力側に無駄がないかを見てください。
最上位と既定の差は2倍
Fable 5 と Opus 5 の単価差はちょうど2倍です。10倍でも1.1倍でもないので、「重要なところだけ上位」という割り当てが成立します。10倍ならほぼ使えませんし、1.1倍なら分ける意味がありません。
モデルIDの書き方
APIから呼ぶときはモデルIDを文字列で指定します。世代を表す数字の区切りに注意してください。
claude-opus-5 // 5 系はハイフンなしの1桁
claude-opus-4-8 // 4.8 は「4-8」
claude-haiku-4-5 // 4.5 は「4-5」
claude-sonnet-5
claude-fable-5
claude-opus-4.8 のようにドットで書くと通りません。設定ファイルに書くときは、実際にリクエストを1本通して確認してください。
利用できるモデルの一覧は、モデル一覧のエンドポイントから取得できます。手元のアカウントで実際に何が使えるかは、表を読むより取得したほうが確実です。
世代によって使えるツールの版が違う
もうひとつ、一覧に出てこない差があります。サーバー側で動くツール(ウェブ検索など)は版が分かれていて、モデルによって使える版が違います。
新しい世代では絞り込みに対応した新しい版が使えますが、古いモデルでは基本の版のままです。さらに、クラウド事業者の基盤経由で利用する場合は、提供されるツールがさらに限られることがあります。
ここは仕様の変化が速いところなので、実装前に自分が使う経路で何が有効かを確認してください。「ドキュメントに載っているから使える」とは限りません。
この一覧の読み方で気をつけること
表は判断を早くしますが、そのぶん誤読しやすくもあります。実際にやりがちな読み違いを挙げます。
「単価が10倍だから10倍かかる」ではない
入力と出力の単価は別なので、実際の請求はどちらをどれだけ使うかの構成で決まります。出力が短く入力が長い用途では、出力側の単価差はほとんど効きません。詳しくはトークン単価に試算を置きました。
「文脈が長いほうが良い」ではない
1Mあれば渡せる量は増えますが、関係のないものを詰め込むと判断の材料が薄まります。長さは上限であって、使い切る必要はありません。渡す範囲を絞るのは節約であると同時に精度の対策でもあります。
「表に載っている=自分のアカウントで使える」ではない
提供の経路、プラン、利用量の上限によって、実際に呼べるものは変わります。Mythos 5 のように数字は同じでも経路が違うものもあります。手元で何が使えるかは、モデル一覧のエンドポイントで取得してください。
世代の数字は品質の順位ではない
4.6 と 5 は開発の系列を表すもので、あらゆる用途で新しいほうが良いとは限りません。とくに受け付けるパラメータの形が変わっているので、既存の実装をそのまま新しい世代に向けると落ちます(詳しく)。
この一覧はどこから古くなるか
仕様の一覧は、作った瞬間から古くなり始めます。ただし全部が同じ速さで古くなるわけではありません。崩れやすい順に並べておきます。
- 導入価格の期限。この表ではSonnet 5の導入価格が2026年8月31日までとされています。日付が過ぎた瞬間に、表の中で最初に無効になるのはここです
- 提供状況。モデルの追加・提供終了・経路の変更は予告なく起こります。Mythos 5の経路のような「提供のされ方」は、単価の数字より先に変わりえます
- 単価。変更されることはありますが、上の2つよりは頻度が低い部分です
- 入出力1:5の比率、IDの命名規則。構造的な部分はいちばん動きにくいですが、保証はありません
再確認は3手で足ります。モデル一覧のエンドポイントを取得する → 使う予定のIDで実際に1本投げる → この表の日付を今日に更新する。3手目を省くと、次に見たとき「いつ時点の表か」が分からなくなり、表ごと捨てることになります。日付の更新は飾りではなく、表の寿命そのものです。
逆の立場で言うと、日付のない比較表は、内容がどれほど詳しくても判断に使わないことをおすすめします。どこが古いかを特定する手段が無いためです。このサイトの表に日付を入れているのは、自分たちの表もいずれ古くなることが分かっているからです。
よくある質問
1Mトークンはどのくらいの分量ですか?
日本語の場合、目安として文字数と近いか少し多い程度です。100万トークンなら、単行本を数冊分渡せる規模と考えてください。ただしコードやHTMLはタグや記号でトークンを消費するので、文字数からの見積もりは甘くなりがちです。
導入価格が終わったらどうなりますか?
通常価格に戻ります。費用の試算に導入価格を使っている場合は、期限を過ぎた時点で見直しが要ります。
旧世代のモデルはまだ使えますか?
一覧のエンドポイントで確認してください。使えるかどうかと、新しいパラメータの書き方に対応しているかは別の話です。