Fable 5.1・2026年11月7日に確認

Fable 5.1とMythos 5.1の差(同じモデルで安全装置だけが違う)

2026年9月1日に出た Fable 5.1 と Mythos 5.1 は、モデルは同じで、付いている安全装置の強さだけが違うと Anthropic は書いています。前の世代からの変更点は多くありません。単価は据え置き、変わったのはキャッシュの読み出しと、遮断される依頼の範囲です。

このサイトはAnthropicの公式サイトではありません。モデルの提供状況・仕様・料金は変わる可能性があるため、実装や契約の前には公式のドキュメントとご自身のアカウント設定を確認してください。

先に結論

  • 入力$10・出力$50はFable 5 から据え置き。キャッシュ読み出しだけ75%下がり$0.25に(Anthropic による)
  • Claude Code ではサイバー関連の介入がセッションあたりで約60%減ったと公式は書く。ただし脆弱性の発見はできても、攻撃コードは作れない設計
  • Mythos 5.1 は引き続き審査を通った米国組織に限られる。サイバー用はCyber Verification Program、生命科学用は Life Sciences Verification Program
  • API ではtool_choiceのanyとtoolが400になる

Fable 5 から何が変わったか

項目Fable 5(2026年6月9日)Fable 5.1(2026年9月1日)
入力/出力$10/$50$10/$50(同じ)
キャッシュ読み出し基本入力単価の10%($1.00)$0.25(75%減)
文脈/最大出力1M/128k1M/128k
思考常時の適応型のみ同じ
Terminal-Bench 4.0(Anthropic 公表)42.0%55.8%
OSWorld 2.0(部分)72.9%77.9%
既定の努力度—API はhigh、Claude Code は High、Cowork と claude.ai は Medium

Anthropic は典型的な使い方で約25%、エージェント的な使い方で最大約45%の節約になると見積もっています。これは Anthropic の試算で、こちらでは検証していません。キャッシュ読み出しの$1.00という数字は、モデル一覧の「基本入力単価の10%」と入力$10から計算した値です。

遮断される依頼のしかた

公式の記載では、Fable 5.1 の安全装置は次のように動きます。

  • サイバー。脆弱性の特定はできるが、攻撃コードの開発はできない。ペネトレーションテスト、エクスプロイトの生成、バイナリからの脆弱性走査のような二面性のある作業は Opus 系に回される
  • 生物。ごく初歩的な生物・医学の無害な依頼で安全装置が働く頻度は、Fable 5 の公開時より85%減った。生命科学の研究開発の依頼は Opus 系に回される

回される先を含めた仕組みは別ページにまとめました。同じ名前のモデルを選んでも、答えるモデルが変わる場合があるのが、このモデルの最も大きな境目です。

公式同士で食い違うところ:データ保持

Anthropic のリリースノート(2026年9月1日)は、Fable 5.1 と Mythos 5.1 に「30日保持」が必要で、ゼロデータ保持(ZDR)は使えないと書いています。一方、同日のお知らせは、Enterprise Frontier Safeguards が使えるようになるまでの間、条件を満たす顧客は Fable 5.1 をゼロ保持で使えると書いています。

両方を並べます。どちらが現状かは、この面では確定できません。契約で保持の条件が必要な場合は、契約窓口と公式のデータ保持の文書で直接確認してください。

移行で壊れやすいところ(2026年9月1日のリリースノート)

  • tool_choiceのany・toolは400。autoとnoneは従来どおり
  • 思考のブロックは、作ったモデルか、それより新しいモデルでしか有効でない。2026年8月31日以降に作られたアカウントでは、この結びつきが検査される
  • 新しいアカウントでは、Claude の過去の思考の記録を残したまま過去の文脈を手で書き換えることができない。蒸留を防ぐ措置と公式は書き、既存アカウントは当面影響しない
  • 出力に透かしを入れる。コード実行で作るメディアには C2PA の来歴情報が付く

世代ごとの400は弾かれる指定の履歴で横に並べて見られます。

公式の案内:どの場面で Fable 5.1 を使うか

モデル一覧(API ドキュメント)は、大半の用途にはまず Opus 5.5 から始め、厳しい推論や長時間のエージェント作業が必要なとき、または Opus 5.5 を高い努力度で動かしても足りないときに Fable 5.1 を使うよう案内しています。判断のための数字を並べます。

項目Fable 5.1Opus 5.5
入力/出力(100万トークン)$10/$50$4/$20
倍率入力・出力とも2.5倍—
キャッシュ読み出し$0.25$0.20
応答の速さ(公式の相対評価)遅め中程度
既定の努力度(API)highmedium
終了が早くはならない日2027年9月1日2027年9月22日

Anthropic は Opus 5.5 を「ほとんどの作業で Fable 5.1 の水準」と書き、Opus 5 より40%安く動かせるとしています。これは同社の評価で、こちらでは測っていません。単価差は2.5倍ですから、Fable 5.1 の価値を決めるのは「Opus 5.5 でやり直しが何回出るか」です。1件の作業で、両方を1回ずつ動かして記録してください。

この面で確かめていないこと

  • 報道の裏取り。MarkTechPost などは検索で見つかったが本文を開いていないため、数字は使っていません
  • Mythos 5.1 を使える組織の範囲。公式は「米国組織に限る」と書くのみです
  • 60%減・85%減の測定条件

よくある質問

Fable 5 から Fable 5.1 に変えると請求は下がりますか?

入力と出力の単価は同じです。キャッシュ読み出しが多い使い方ほど下がり得ます。自分の使い方で測ってください。

Fable 5 は今も使えますか?

使えます。モデル一覧では有効で、終了は2027年6月9日より早くはならないとされています。

Mythos 5.1 を申し込めますか?

個人は想定されていません。サイバー用・生命科学用の確認プログラムを通った組織の枠です。

出典(2026年11月7日に確認)

編集:ちんあなご編集部。記事の文は写さず、日付・数字・名前などの事実だけを自分の文で書いています。

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