Haiku 5.5・2026年11月7日に確認

Haiku 5.5は文脈1M・入力$0.10から(200Kだった境目が消えた)

このサイトのトップと一覧には「Haiku だけ文脈が200K」と書いてきました。2026年10月7日に出た Haiku 5.5 でその境目は無くなっています。代わりに別の段差——10万トークンを境に単価が5倍になる——が入りました。公式の発表を開いて、旧い記載との差を整理します。

このサイトはAnthropicの公式サイトではありません。モデルの提供状況・仕様・料金は変わる可能性があるため、実装や契約の前には公式のドキュメントとご自身のアカウント設定を確認してください。

先に結論

  • Haiku 5.5(claude-haiku-5-5)は文脈1M・最大出力128k。Haiku 4.5 の200Kから5倍になった(モデル一覧による)
  • 単価は入力$0.10・出力$0.50から(100万トークンあたり)。ただし1回の依頼の入力が10万トークンを超えると入力$0.50・出力$2.50(Anthropic のお知らせによる)
  • Haiku として初めて努力度の指定がある。既定はmedium
  • 旧世代で通ったtemperature・budget_tokens・assistant prefill は400で弾かれる

Haiku 4.5 との差(数字)

項目Haiku 4.5Haiku 5.5
文脈200K1M
入力(10万トークン以下)$1.00$0.10
入力(10万トークン超)$1.00$0.50
出力(10万トークン以下/超)$5.00$0.50/$2.50
キャッシュ読み出し(以下/超)$0.10$0.01/$0.05
終了の目安2026年10月15日より早くはならない2027年10月7日より早くはならない

Anthropic は「10万トークン以下の依頼では90%安く、それを超えると50%安い」と説明し、従来の依頼の約9割が10万トークン未満だったとしています。平均では約75%安くなるとも書いています。トークナイザーが新しくなって同じ作業でもトークンが少し増えるため、単価の下がり幅より実際の削減は小さい、という注記が付いています。

10万トークンの段差をどう扱うか

「50%安い」という説明は、10万トークン超の入力単価が$0.50で、Haiku 4.5 の$1.00の半分という数字と合います。この読み方だと、依頼の入力が10万トークンを1つでも超えると、その依頼の全体が高い方の単価になります(この点の細かい計算ルールは、料金ページの原文を開いて確かめていません。下は私たちの読みに基づく算数です)。

1回の依頼入力出力2,000トークン合計の目安
入力9万トークン$0.009$0.001約$0.010
入力11万トークン$0.055$0.005約$0.060

2万トークン増えただけで、費用は約6倍になる計算です。10万トークンの手前で材料を分けるほうが得になる場面があります。分け方は文脈の長さのページの「渡す量を減らす」を使ってください。

弾かれる指定(2026年10月7日のリリースノート)

  • budget_tokens、temperature、top_p、top_k、assistant prefill は400
  • computer_20250124(古い画面操作の版)は400
  • 思考のブロックを再送するとき、system・tools・過去の発話を変えた後だと400になることがある
  • 思考の文は、thinking.displayを"summarized"にしないと省かれる

世代ごとの一覧は弾かれる指定の履歴にあります。Haiku 4.5 のコードをそのまま向けると、まず上の4点で止まります。

どこまで任せられるか(Anthropic の説明)

Anthropic は Haiku 5.5 を「高頻度で費用に敏感な作業——要約、会話の圧縮、データベース問い合わせ、分類」向けとして案内し、複雑なエージェント的コーディングは Sonnet 5.5 や Opus 5.5 のほうが良いと書いています。公式が示した数字の一部を、Anthropic が公表した数字として並べます。

評価Haiku 5.5Haiku 4.5Sonnet 5.5
Terminal-Bench 4.039.2%0.0%70.6%
OSWorld 2.1(オフライン部分)72.4%15.7%83.9%
Humanity's Last Exam(道具なし)45.9%10.2%56.9%

上の数字はこちらで再現していません。自分の作業で通るかは、実際に1回動かして確かめるのが確実です。

このサイトの旧い記載のうち、古くなった箇所

2026年8月15日時点で書いた面には、Haiku 4.5 を前提にした記載があります。Haiku 5.5 の登場で、次の箇所は読み替えが要ります。

面旧い記載2026年11月7日の確認
トップの一覧表Haiku 4.5・文脈200K・入力$1.00Haiku 5.5 は文脈1M・入力$0.10から
5つのモードの仕様差文脈は1Mが4つ、200Kが1つ現行の4モデルはすべて1M
文脈の長さ200Kに収まるかで選択肢が分かれるHaiku 4.5 を使う場合にだけ当てはまる
トークン単価Sonnet 5 は導入価格と通常価格$2/$10で恒久(経過)

文脈の二択がなくなったぶん、いまは「10万トークンの段差」が新しい境目になりました。1Mまで入れられることと、10万トークンを超えると単価が5倍になることは別の話です。

この面で確かめていないこと

  • 10万トークン超の計算が「依頼全体」か「超えた分だけ」か。Anthropic の説明から上のように読んだだけで、料金ページの原文では確かめていません
  • 報道との照合。StreetInsider や Technology.org は読めなかった(取得できなかった)ため、報道の数字は使っていません
  • 日本語の文字数あたりのトークン増加量

よくある質問

トップの「Haiku は200K」の記載は間違いですか?

8月15日時点では正しく、Haiku 4.5 の話でした。2026年10月7日以降の Haiku 5.5 は1Mです。Haiku 4.5 は今も使えます。

Haiku 4.5 は使えなくなりますか?

モデル一覧では有効で、終了は2026年10月15日より早くはならないとされています。終了の通知は少なくとも60日前に出る、と公式は書いています。

どのクラウドで使えますか?

発表では Claude API、Amazon Bedrock、Claude Platform on AWS、Google Cloud、Microsoft Foundry で使えるとされています。

出典(2026年11月7日に確認)

編集:ちんあなご編集部。記事の文は写さず、日付・数字・名前などの事実だけを自分の文で書いています。

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